【 パネルディスカッション 】
- 日 時
- 令和2年 9月10日 (木) 14:00~16:30
- テーマ
- 「強靭かつ柔軟性を兼ね備えた電力システムの構築の必要性」
- 概 要
- 再エネ連系量増加により顕在化する課題を解決するための方策を広く議論
- コーディネータ
- 広島大学 大学院 先進理工系科学研究科
教授 餘利野 直人 氏 - プログラム
- 【 第1部 講演 】
1.電力システムの課題と政策の方向性
経済産業省 資源エネルギー庁
省エネルギー・新エネルギー部 新エネルギー課
課長補佐 鵜澤 和志 氏
2.再エネ導入拡大時の基幹系統における課題と系統安定化対策
電力中央研究所 システム技術研究所
研究参事 北内 義弘 氏
3.周波数から見た現状と課題,課題解決の方策
電力中央研究所 システム技術研究所
上席研究員 天野 博之 氏
4.変換器技術から見た現状と課題,及び将来技術
電力中央研究所 システム技術研究所
主任研究員 菊間 俊明 氏
5.将来に期待される蓄電池技術
東芝エネルギーシステムズ グリッド・アグリゲーション事業部
技監 小林 武則 氏
6.新型単相インバータを用いた家庭用蓄電池の活用
広島大学 大学院 先進理工系科学研究科
教授 餘利野 直人 氏
7.将来に向けての方策(電力系統運用におけるRSDT構想)
電力中央研究所 システム技術研究所
研究参事 北内 義弘 氏
【 第2部 パネル討論 】
コーディネータを中心に,講演者がパネリストとなってパネル討論を実施します。
- 開催概要
- 本パネルディスカッションでは,電力系統全体の安定性の観点から必要とされる機能と現状の課題を整理し,今後のインバータ連系電源の最大活用に向けた技術開発に関して,幅広い視点から様々な提案や可能性を議論し,その方向性を探ります。
第1部では,まず日本の電力システムの課題と課題解決に向けたエネルギー政策の取組みと今後の方向性について紹介します。そのうえで,現状の同期発電機を主体とする系統と現時点でのインバータ連系電源に関する技術に焦点を当てて,安定性維持のための要件と現状での対応,技術課題を整理します。後半では,今後の活用が期待される技術として蓄電池技術,疑似慣性制御,マイクログリッド構築などのインバータ制御技術を取り上げ,その研究開発の現状を紹介します。
第2部では,全体の内容についての質疑応答を含めて,総合討論を行います。